先日、PCが壊れたという記事を書いて「みんな!システムイメージのバックアップを取ろう!」と呼びかけたくせに、自分はバックアップとるのに失敗していました。PC復元当日はできたと思ったのに、次の日にソフトやら環境やらを整えてから取り直そうとしたらうまくいきませんでした。自己流で色々いじってなんとかとれたので日記を書きます。あくまで「日記」です。真似する場合には自己責任でお願いします。
PCの基礎が為っていないので、ちゃんとやってきたひとから見るとゾッとするようなことをしているかもしれません。危ない点があれば、ご指摘いただけると嬉しいです。
【追記】一応今回書いた方法でバックアップは取れたのですが、いざ新しいPC でそのバックアップからのシステム復元を試みると、システム修復ディスクを求められ、当然ディスクではなくHDDで取っているのでそれ以降進まずに詰みます。ゆえに、この方法で得たシステムイメージのバックアップに意味があるのかはわかりません…。この問題を解決する方法がもしありましたらコメントお願いいたします。
- 最初のエラー
- CHKDSK /R を実行(効いたのか微妙)
- ディスク領域が足りない!?
- 外付けハードディスクに回復パーティションを作成する(失敗)
- ディスクをMBRからGPTに変換する(効果不明)
- 外付けハードディスクに新たなパーティションを作成(回復パーティションではない)(たぶんここがポイント)
- あたらしく作られたドライブの「システムの保護」を有効にする(効果不明)
最初のエラー
- PC:Windows10
- 外付けハードディスク:Transcend ポータブルHDD 2TB
スタート > Windowsシステムツール > コントロールパネル > システムとセキュリティ > バックアップと復元(Windows7)> システムイメージの作成 >「バックアップをどこに保存しますか?」で外付けHDDを選択 > 次へ >「バックアップの設定を確認します」の画面でEFIシステム パーティション、Windows(C:)、Windows RE toolのバックアップが作成されるかを確認 > バックアップの開始
【参考】Windows 10のデータをバックアップする方法「バックアップ」と「システムイメージの作成」でのバックアップ方法をご紹介|ドスパラ通販【公式】 (dospara.co.jp)
の手順でバックアップを取ろうとしました。
すると
システムイメージの作成 バックアップに失敗しました。 ソースまたはターゲットのデバイス エラーのため、操作に失敗しました。 ソースボリュームやターゲットボリュームが ディスク上にある場合、 そのボリュームでCHKDSK /R を実行してから操作を再試行してください。 (0x8078012D) 追加情報: I/Oデバイス エラーが発生したため、 要求を実行できませんでした。 (0x8007045D)
というエラーが出ました。
CHKDSK /R を実行(効いたのか微妙)
エラーを読み、CHKDSK /R を実行すればいいのか~と思って検索したところ、以下のページにたどり着きました。
Windows 10 チェックディスクの実行方法「ドライブのスキャンで修復」-パソブル
このページに案内されたとおりにディスクチェックを実行しました。
が、ディスクチェックはディスクにかなりの負担をかけて寿命を縮めてしまう、と書いてあるページが後から出てきて背筋が寒くなりました。わたしは手遅れですが、やる際にはご覚悟を。
ディスクチェックが終わったので再びディスクイメージのバックアップ手順を一通りやり直すと、エラー内容が変わりました。
バックアップに失敗しました。
ディスク領域が不足しているため、保存場所にボリュームのシャドウコピーを作成できません。 バックアップする すべてのボリュームについて、 シャドウコピーの作成に必要な最小限のディスク領域が利用可能であることを 確認してください。 これは、 バックアップの保存先と、バックアップに含まれるボリュームの両方について行う必 要があります。 最小要件: 500MB未満のボリュームに対して 50 MB の空き領域、 500MBを超えるボリ チュームに対して320MBの空き領域が必要です。 推奨事項: ボリュームのサイズが1GBを超える場合、各 ボリュームについて、少なくとも1GBの空きディスク領域が必要です。 (0x80780119)
ディスク領域が足りない!?
エクスプローラー>PC>デバイスとドライブ で外付けハードディスクの容量を確認すると1.4TBありました。わたしのPCの容量より大きいです。足りないわけない。
エラーコードそのままで検索をかけたところ、以下のページが見つかりました。
0x80780119エラーでWindows 10バックアップ失敗-シャドウコピーを作成できません
@MiniTool_より
このページによると回復パーティションとやらが足りないようです。
外付けハードディスクの中に回復パーティションを拡張すればいいのか?そもそも回復パーティションってあるのか?と思って調べてみました。
以下の記事を参考に回復パーティションを探します。
【扱いやすい】Windows10回復パーティションの削除方法とデータの復元方法
検索ボックス内で「compmgmt.msc」と入力>コンピューターの管理画面>記憶域>ディスクの管理 でディスクの構成を確認しました。すると、外付けハードディスクにはそもそも回復パーティションなどありませんでした。これでは拡張も何もありません。
また、PCのCドライブに19GBの回復パーティションがあることがわかりました。焦っていたのでスクショがありません。撮っておけばよかった。
外付けハードディスクに回復パーティションを作成する(失敗)
はじめは「diskpart」を用いて回復パーティションを作成しようとしました。
画面左下にある検索ボックス内で「diskpart」と入力>検索結果をクリック
右クリックで管理者として実行します。
黒いコマンドウィンドウが表示されます。
>list disk #使用パソコン内にある全てのディスクを表示
>select disk (外付けハードディスクのディスク番号) を入力
select diskした後にもう一度「list disk」して選択したディスクの左側に「*」印が付いていれば、正しく指定できています。
ディスクを選択した後、外付けハードディスクの中に回復パーティションを作るコマンドを入力しました。
>create partition primary size=(容量指定) id=de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac
【参考】【扱いやすい】Windows10回復パーティションの削除方法とデータの復元方法
ところが、以下のエラーが。
使用可能な空きエクステントが見つかりませんでした。空き領域不足が原因で、指定 したサイズとオフセットを使ってパーティションを作成できない可能性があります。 サイズとオフセットの値を変更するか、値を指定しないで最大サイズのパーティ ションを作成してください。このディスクは、mbr ディスク パーティション分割 フォーマットを使用してパーティション分割され、4 個のプライマリ パーティション が含まれているか (追加のパーティションは作成できません)、または 3 個の プライマリ パーティションと 1 個の拡張パーティションが含まれている可能性が あります (論理ドライブのみ作成できます)。
エラーで検索して出てきたページ(DISKPARTの実行時に「使用可能な空きエクステントが見つかりませんでした」が表示される場合の対処法)をもとに戦略を練りました。
わたしは「5.ディスクをMBRからGPTに変換する」をやってみることにしました。
いま上記ページを読み返すと、4の「パーティションを論理として設定する」をするべきだと思うのですが、なぜかわたしは5をやりました。自分でもどうしてなのか思い出せません。
ディスクをMBRからGPTに変換する(効果不明)
先に示したページの案内に従ってMiniTool Partition Wizard(無料パーティション管理ソフト - MiniTool Partition Wizard 無料版)をPCにインストールし、起動しました。
外付けハードディスクにはパーティションがなかったので、ディスク自体を右クリックして「MBRディスクをGPTディスクに変換」を選択し、その後左画面の「適用」を行いました。
MBRディスクとGPTディスクの相違点
MBRディスクは4つのパーティションテーブルエントリーしかサポートしないので、最大4つのプライマリパーティションが利用できます。より多くのパーティションを作成したい場合は、拡張パーティションという二次構造が必要です。拡張パーティションは一個以上の連続的なロジカルディスクに分割できます。 それに対して、GPTディスクでは、パーティションのサイズをもっと大きい容量に設定することが可能です。それに、GPTディスクのパーティション数は、MBR Extended Boot Record (EBR)に定義されたコンテナパーティションのように、一時スキームに制限されていません。
また、このターンは必要なかったかもしれませんが、自分のPCのディスクの回復パーティションは必要ないので、削除しました。
【参考】Windows 10回復パーティションを総合的に理解 https://www.partitionwizard.jp/partitionmagic/windows-10-recovery-partition.html @MiniTool_より
これでいけるか?と思いましたが、ふたたびdiskpart の回復パーティション作成コマンドを実行しても先と同じエラーが出ました。今思うと4の「パーティションを論理として設定する」をやってなかったからじゃない?と思うんですけど、まあ今更ですね。
外付けハードディスクに新たなパーティションを作成(回復パーティションではない)(たぶんここがポイント)
もうdiskpart は無理だ、とあきらめてMiniTool Partition Wizard を使おうと思いましたが、回復パーティションを外付けハードディスクに作るコマンドはMiniTool Partition Wizard にはないようでした。
仕方がないので、パーティションが存在しない外付けハードディスクにパーティションを作ってみることにしました。MiniTool Partition Wizard で外付けハードディスクを右クリックし、「分割」を選択します。パーティションサイズはカーソルで調整できます。こちらも「適用」を押すことで保存されます。
【参考】パーティションの分割方法 | MiniTool Partition Wizardのチュートリアル
分割を行うと、あらたに「F」ドライブが外付けハードディスクのなかに作られました。このFドライブをシステムイメージのバックアップが取れないかな?と思い、まずこのドライブのシステムの保護を有効にしました。
あたらしく作られたドライブの「システムの保護」を有効にする(効果不明)
有効にしなかった場合を検討しなかったので、ここの効果は不明です。
【参考】
6つの解決策:システムイメージの作成が失敗「Windows 11/10/8/7」
「システムの保護」が原因でシステムの回復ができない(Win10/8/7)
コントロールパネル> システムとセキュリティ>システム>システムの保護
「構成」をクリックすると以下のような画面が出るので「保護を有効にする」を選択し、バックアップに十分な容量を最大使用量として「適用」を押します。
この後で、もう一度最初の手順をやり直すとバックアップが成功しました。
どこが効いたのか定かでないので何の参考にならないかもしれませんが、すごく苦労したので一応日記として残しておきます。長かった~~~。
それでは、また。