こんにちは~。ガイです。M1から使っていたPCが壊れたので日記を書きました。
結論から言うと、PCは直った(ように見えます)が、出荷時の状態に戻りました。すべてのデータがまっさらです。とはいえ、研究関連のデータはすべてOneDriveに入れていたので(恐らくほぼ)残っています。ソフトウェア関連が全部消え、WSLも入れ直しですが、データはあるのでとりあえずは生きていけそうです。解析に使ったのと同じバージョンのソフトウェアが入れられなくて論文のリバイスで死ぬ可能性はありますが…。
Windows のみんな!データだけじゃなくてシステムイメージのバックアップをしよう!いまこの瞬間に!!
システムイメージとそのバックアップについてはこのページの説明が丁寧です。
システムイメージのバックアップ手順をざっくりまとめると
「スタート > Windowsシステムツール > コントロールパネル > システムとセキュリティ > バックアップと復元(Windows7)> システムイメージの作成 >「バックアップをどこに保存しますか?」で外付けHDDを選択 > 次へ >「バックアップの設定を確認します」の画面でEFIシステム パーティション、Windows(C:)、Windows RE toolのバックアップが作成されるかを確認 > バックアップの開始」となります。ぜひ。
- 【悪夢のはじまり】Reboot and Select proper Boot device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a key
- 修復ディスクの作成
- 修復ディスクによる回復
- ガイさん嘆きのWindows8,1
- 余談
【悪夢のはじまり】Reboot and Select proper Boot device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a key
大事な発表を終えたその日のことでした。
真っ暗になった画面に「Reboot and Select proper Boot device
or Insert Boot Media in selected Boot device and press a key」という文字が浮かび上がったのです。強制終了しても同じ表示が繰り返されるだけ。
携帯で写真をとってLINEの文字起こしアプリに投げ、エラーコードをテキスト化して検索をかけてみました。
このページで案内されているようにすべての機器の接続を外しましたが、直りません。
「F2」連打でBIOSの青と白の画面に入ります。普段見たことがない画面に、すでに泣きそうです。
ネットに書かれていた範囲のことは基盤を開ける以外大体試し、やはりダメそうだったのでPCのメーカーに電話で問い合わせました。
公式に電話して案内されたのはBIOS>Exitタブ>[F3]キー>Load Optimized Defaults>Yes で[F4]キー>Save and Exit. というBIOSを初期化する方法でしたが、やはりダメ。
その後、係の人に、BootタブにそもそもWindows の起動用ディスクがあるか確認され、ないですと答えると、それはもうメーカーに送ってもらうしかないですね、とのこと。
ここで気になるのが修理の価格ですが、わたしがPCを購入したm〇useでは、わたしのPCは無償修理期間切れのため送料自費、修理費6000だか7000円(うろ覚え)+材料費(送ってみないと不明)で、もし見積もりに納得いかずに修理しないとなっても5000円はとられる、とのことでした。それだと、仮に直さないという判断をした場合でも最低およそ7000円はかかってしまうことになります。貧乏学生には安くない金額です。修理費も送ってみないといくらかかるのか不明なところが恐ろしいですし、町の修理屋を探すことにしました。
ネットでおすすめの修理屋を何件か絞りましたが、ほとんどが見積もり無料でした。やっぱり見積もりだけで5000円って割に合わんな~と思いました。
ちなみに、この時点でデータを残したままのPCの回復はほぼあきらめていました。研究データはほとんどOneDrive にあるしな、と思っていたのもあり、あきらめは早かったです。
自分の店の選定眼に自信がなかったので、IT企業を経ていまはPCの何でも屋さん(?)をしているという従弟に念のため店選びのアドバイスを求めたところ「たぶんBoot 領域が壊れちゃっているんだけど、お友達に頼んで修復ディスクつくってもらえば自分でリカバリできるよ」という返信が来ました。
何ですと!お友達はいないけど、PCなら学部時代に使っていたものを別で持っています。ということで、修復ディスクを作成しました。
修復ディスクの作成
従弟からDVDを使うと言われ、そんなものはない、と焦りましたが、いまどきはUSBでも修復ディスクを作成できるのでした。助かった。引き出し中を探し回って32GBのUSBを発掘しました。参考にしたサイトでは16GB以上と書いてありますが、32GBと書いているサイトもあったので念のため大きいものを用意しました。
修復ディスクは以下の通りに作成しました。
- 「スタート(Windowsマーク)」を選択
- 「Windowsシステムツール」を選択
- 「コントロールパネル」を選択
- 「問題の発見と解決」を選択
- 「回復」を選択
- 「回復ドライブの作成」を選択
- 「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」にチェックが入っていることを確認し「次へ」を選択
- USBメモリー(16GB以上)をPCに接続
- 「使用可能なドライブ」に接続したUSBが表示されているか確認
- 注意事項を確認し、よければ「作成」を選択
- 「完了」を選択
【参考】Windows10のシステム修復ディスクをUSBで作成する方法https://www.ictbs.co.jp/blog/system-restore-disk/
修復ディスクによる回復
ファイルの削除のみのほうが早く済むらしいですが、自分の場合はファイルの削除のみだとエラーが出て回復が成功しなかったため、ドライブを完全にクリーンアップしました。
もうドライブから壊れていたんでしょうね。
いうほど時間はかからず、三時間くらいで終了。ここでデータはすべて消えました。
ガイさん嘆きのWindows8,1
修復ディスクを作成したPCとおなじWindows10が立ち上がると思っていたわたしは、古臭いデスクトップを見て呆然としました。
何だこのダサさは。何だこの謎ソフトの群れは。何だこのロボットは…!!
調べてみると、なんとWindowsのバージョンが8.1になっていました。従弟によると修復ディスクによる回復後は修復ディスクを作成したPCのバージョンがコピーされるのではなくライセンスが初期化されるのだそうです。ひぇ~!!!!!
しかもなぜか無線LANを認識しません。ネットにつなげません。詰んだ。
と、思いましたが、たまたま研究室の居室には有線LANも一応生きていたのでネットはできました。ネットワークドライバがおかしいのかと思ってアンインストールからの再起動などをためしてみましたが、やはりダメ。
これでは起動できても家でまともの使えないじゃないの…。とがっかりしましたが、そこにこだわっていても仕方ないので、このクソ使いにくいwindows8.1 をアップデートするところからやるか、と気を取り直しました。
Windows Updateの機能更新プログラムでのアップデートは上手くいきませんでした。何度やっても8.1のまま更新されていきます。したがって、公式サイト(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10%E3%80%80)からツール(MediaCreationTool21H2.exe)をインストールし、起動しました。
「Windows10のインストールが失敗しました」に悩まされる
何度やり直してもWindows10 へのアップデートに失敗するので心が折れかけました。しかし、こういうときこそインターネットの皆さんに頼るべきと思い、定石通りエラーメッセージそのままに検索。
「Windows10のインストールが失敗しました」
するとドンピシャなブログが。
【備忘録】「Windows10のインストールが失敗しました」の原因と対処法について https://www.benri-tool.com/windows10-upgrade-error/
このブログに紹介されている方法はインストールの最終段階になったらネットワーク接続をぶち切るというアグレッシブなものでしたが、藁にもすがる思いで実行すると、なんとうまくいきました。おかえり、すべてのWindows10。
Windows10へのアップデートが成功した途端、Wi-Fiも認識するようになりました。何だったんだ。Windows8.1の時代には無線LANはなかったんか!?と言っていたら先生にそんな訳ないやろ!と言われました。謎です。
余談
システムイメージのバックアップ
PC復帰して諸々のソフトウェアをインストールしなおした後、反省を生かして速攻でシステムイメージのバックアップをしました。もともとバックアップ用に外付けハードディスクは買っていたんです。
バックアップの手順も実は以前試したことがあるものでした。前回は失敗していました。恐らく、その時点で何かがおかしくなり始めていたんだと思います。わたしはその時にあまり深く考えないで、とりあえずなくなったら困るデータだけとっとこ~と放置してしまったんですね。放置しちゃダメなやつだったみたいです。心当たりがある皆さんはお気を付けて…。
大学提供ソフト
唯一の懸念がPCの初期化によって消えてしまったウイルスソフトで、いつまた壊れるかもしれないパソコンにもう一度お金を払って入れなおすのもなぁと思っていましたが、なんと研究科のオプションをつかって無償で入れてもらえました。大学によってはこういうプランがちょくちょくありますので、要チェックです。OneDriveも大学のMicrosoftとの契約で1TB無料だったので今回使っていて助かりましたし、Officeも全部消えましたが大学のオプションで入れなおすことができました。ありがたい…。
こんなことは二度とないと信じて記録兼日記を書きました。ここに書いた知識が動員されることが二度とないことを祈り、日記を締めます。おしまい。