【超初心者向けです】 Windows10でバイオインフォマティクス系ソフトウェアを使うための一連の流れです。
【2021/11/14 追記】
WSL の新しいバージョンが出たみたいです。
いままでGUI アプリを使いたいときは出力設定がややこしかったけど、そういうのを解決したものっぽい。
今使っているソフトが使えなくなったりすると困るので、この記事ではまだご紹介できません。ごめんなさい…。
今書いている論文を投稿したら試そうと思っています。
既に導入している人の記事があったので貼っておきます。
Windows 10 HomeでWSLgをさっそく試してみた (eisbahn.jp)
1.WSL2 を入れる
Windows でLinux を使うためにはWSL(Windows Subsystem for Linux)を入れなくてはいけません。
WSL とはLinux 用 Windows サブシステムのこと。Linux の中のubuntu をバイオインフォマティクスの人たちはよく使うらしい。
くわしくは以下のページで見てください。
【WSL入門】第1回 Windows 10標準Linux環境WSLを始めよう:ITの教室 - @IT (atmarkit.co.jp)
WSL2 の導入については以下のサイトを参考にしました。
・WSL のインストール
ows Subsystem for Linux (WSL) を Windows 10 にインストールする | Microsoft Docs
・WSL2導入|WinアップデートからWSL2を既定にするまでのスクショ(https://qiita.com/tomokei5634/items/27504849bb4353d8fef8)
これらのサイトが丁寧に導入を説明してくれているのでここを見れば大丈夫なはずですが、リンク切れやページが消えたときのために一応これらのサイトで紹介されている方法をここにも書いておきます。
① Windows10 をWSL2 の入っている 「バージョン2004」 へ手動でアップデートする
WSL2 を入れるにはまずWindows のバージョンをWindows10 の2004 以上に更新する必要がある。ただし、この更新は自動では行われないため、「Windows バージョンアップ」と検索するなどして手動でアップデートしなくてはならない。これが結構時間を食う。WSL2 を直接インストールすることはできない(2020 年10 月現在)ため、まずWSL をインストールし、それを手動でアップデートする。
Windowsの設定 → 更新とセキュリティ から 更新プログラムのチェック を実行
「最新の状態です」になっているが、実は最新ではありません。
Windows 更新アシスタント(~.exe)を入手してアップロードを実行。
以下のURL からダウンロードできます。
Windows 10 のダウンロード (microsoft.com)
「Windows10 更新アシスタント」を実行。
目的の「バージョン 2004、ビルド 19041 以上」になっていれば完了です。
バージョンを見るにはショートカットキー「Win + R 」で ファイル名を指定して実行 を開く。
「winver」と入力してOKクリック。
② WSL を有効化
管理者としてPowerShellを開き、下を実行。
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux
➂ WSL2 にアップデート
WSL2 をインストールする前に、"仮想マシン プラットフォーム" オプション機能を有効にする。
まず、Windowsの機能を有効化する。
管理者として PowerShell を開き、以下を実行。
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
WSL2 を既定のバージョンとして設定する。
wsl --set-default-version 2
2.Ubuntu をインストールする
micro soft store からインストールできます。
かなり簡単に言うとUbuntu はLinux を動かす上で必要な基礎となるソフトウェアです。
どんな働きをしているかは以下のWiki を見てね。
3.Anaconda をubuntu にインストールする
Anaconda はほかのパッケージをインストールするときの仲介パッケージで、インストールに必要な周辺パッケージも一気に入れてくれる。ただし、Anaconda 経由でインストールしたものが最新版とは限らないので、バージョンの関係でうまくいかなかった場合はAnaconda 経由でインストールしたパッケージをアンインストールし、公式サイトから別のバージョンを自力でインストールする必要がある。
Installation — Anaconda documentation > Installing on Linux — Anaconda documentation > Anaconda | Individual Edition
でダウンロードした.sh ファイルをLinux シェルを開いて実行。
sh ダウンロードファイル.sh
Enter で実行。
シェルはShift キーを押しながら右クリックすることで表示できます。
【余談】上級テクを使うようになってくるとAnaconda が邪魔になることもあるっぽい。今回は特に邪魔になるような場面はなかった(と思う)。
ここまでで環境構築は終了。ちなみに、そもそもLinux とは何ぞや、という状態の人はhttps://prog-8.com/courses のCommand Line のレッスンをやると少しはわかるかもしれない。